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【北千住駅は住みやすい?】5路線直結の利便性と治安・家賃を完全調査

「5路線使えて便利そう」「でも足立区って治安が心配」——北千住駅への引っ越しを考える人が必ず直面するこの葛藤。住みたい街ランキングで常連の北千住だが、ネット上には賛否両論の声が溢れている。

私が実際に北千住駅周辺に3年住んで分かったのは、「イメージ」と「現実」の大きなギャップだ。確かに駅西口の飲み屋街は夜遅くまで賑やかだが、2001年の1万6,843件から2021年には3,212件と、刑法犯認知件数が約8割減少という客観的なデータがある。

この記事では、治安の実態、家賃相場、通勤利便性など、北千住駅で暮らす前に知っておくべき全てを、良い面も悪い面も包み隠さず伝える。

目次

北千住駅の住みやすさ総合評価

北千住駅は東京都足立区に位置し、JR常磐線・東京メトロ日比谷線・千代田線・東武伊勢崎線(スカイツリーライン)・つくばエクスプレスの5路線が利用できるターミナル駅だ。JR各駅の乗車人員(2022年度)では10位にランクインしており、利用者数の多さが利便性の高さを物語る。

駅周辺の雰囲気は西口と東口で大きく異なる。西口側はルミネ北千住や北千住マルイをはじめとする大型商業施設や、宿場町だった面影を残す「宿場町通り商店街」が広がり、若者から高齢者まで活気がある。

東口側は2012年に東京電機大学が進出し、学生街としての一面も持つようになった。昔ながらの商店街と新しい大学キャンパスが混在する、独特の雰囲気が特徴だ。

「LIFULL HOME’S住みたい街ランキング2024」では北千住は借りて住みたい街ランキングで8位にランクインしており、実際に住む人からの評価も高い。

ただし、駅周辺の繁華街は、買い物や交通アクセスなどの利便性が高い一方で、騒がしい雰囲気があり、静かな環境を求める人には合わない可能性がある。

北千住駅の治安は大丈夫?

「足立区=治安が悪い」というイメージを持つ人は多い。しかし、データで見ると状況は大きく変わっている。

足立区では2008年より「ビューティフル・ウィンドウズ運動」を展開し、区全体で刑法犯認知件数が、ピークとなった2001年の1万6,843件から2021年には3,212件と、約8割減少した。さらに区民に行ったアンケート調査では、「治安が良い」と回答した比率が、2001年は11パーセントでしたが、2022年は64.5パーセントまで上昇している。

千住エリアに限定した場合でも、2017年は752件だった犯罪発生件数は2021年には481件と減少傾向だ。

女性の一人暮らしの注意点

女性の一人暮らしを検討する場合、エリア選びが重要になる。駅西口の飲み屋街周辺は、夜の西口は居酒屋が多いので酔っぱらいが多いという声があり、夜遅い帰宅が多い人には向いていない。

一方で、北千住駅の周りには3軒の交番や警察署があり、西側と東側と南側に分かれて犯罪を防ぐように注意を払っているため、駅周辺は比較的安心できる。

実際に住んでいる人の声として、「警察がしっかりとしていて安心感があります。足立区ということでマイナスを受けるかと思いますがかなり住みやすいです」という評価もある。

物件選びの際は、駅から少し離れた住宅街エリアや、大学周辺の落ち着いたエリアを検討するのが賢明だ。

ファミリー世帯にとっての治安

ファミリー世帯にとって、北千住駅周辺は比較的安心できる環境だ。足立区では治安の向上や犯罪抑止の対策として、防犯カメラの設置費用を95%の補助を受け取れる制度があり、2022年にはおよそ1,000台を超える防犯カメラの設置が行われている。

駅から10分以上離れた住宅街は、昔ながらの地域コミュニティが残っており、子育て世帯も多く住んでいる。

注意すべきエリアと時間帯

北千住駅から徒歩で約10分ほどの所に見えてくるのが、荒川にかかる千住新橋で、千住新橋下の河川敷には、ブルーシートで覆われている小屋がいくつもあるという指摘がある。夜間の一人歩きは避けたほうがいいエリアだ。

また、駅から離れた細い路地は街灯が少ない場所もあるため、内見時に夜の雰囲気も確認しておきたい。

北千住駅の家賃相場と賃貸事情

間取り別の家賃相場

北千住駅周辺の家賃相場を間取り別に整理した。

間取り家賃相場想定世帯
ワンルーム6.5万〜8.0万円学生、単身者
1K/1DK7.0万〜9.0万円一人暮らし社会人
1LDK10.0万〜12.0万円カップル、DINKS
2LDK13.0万〜16.0万円ファミリー
3LDK16.0万〜20.0万円ファミリー

カップルや夫婦などでも住むことができる2DKの物件の家賃相場は、月額10万円程度となっており、これは他の23区内地域と比較しても、比較的安い価格だ。

家賃が安いエリア・高いエリア

北千住で言えば千住東エリアは北千住の中でも家賃が安い傾向にある。駅から徒歩10分以上離れると、1Kで6万円台から探すことも可能だ。

一方、駅徒歩5分以内の新築物件は、1Kで8万円以上が相場となる。駅近くの物件であれば1Rでも最低6万円以上、1Kや1DKとなれば7万円以上の家賃で検討した方がいいというのが実態だ。

新築賃貸の特徴

北千住は開発が進んでいるエリアで、新築物件やリフォームの入った物件に入居を希望するのであれば、8万円台から検討する必要がある。

最近では大手財閥系デヴェロッパーが、駅から徒歩数分の場所に巨大な賃貸マンションを建設するケースがあり、特に国道沿いでは分譲・賃貸問わず新築が目立つ状況だ。

ファミリー向け賃貸のポイント

ファミリー向けの2LDK〜3LDKは、駅から10分圏内で13〜20万円が相場だ。都心と比較すると、同じ予算でワンランク広い部屋を借りられる。

北千住には築30年を越えるアパートもあり、そういった物件であっても、部屋の中は新しいキッチンを入れていたり改修していたりして綺麗な物件もあるので、築年数にこだわらなければ選択肢は広がる。

北千住駅のアクセス・通勤利便性

主要駅までの所要時間

目的地所要時間乗り換え使用路線
東京駅約23分0回JR常磐線
上野駅約12分0回JR常磐線
大手町駅約18分0回千代田線
六本木駅約25分0回日比谷線
秋葉原駅約15分0回つくばエクスプレス
浅草駅約5分0回東武スカイツリーライン

北千住駅は豊富な路線が乗り入れているので、都内のどの場所にも通いやすいのが最大のメリットだ。

JR常磐線を使えば品川方面へも直通でアクセスでき、JR常磐線で東京駅から5駅、品川駅までの直通列車もあり、上野東京ラインが開通してから利便性は大いに高まった。

始発駅のメリット

日比谷線は北千住駅が始発駅となるため、日比谷線は始発なので座れるのが良いという大きなメリットがある。朝の通勤ラッシュでも座って通勤できる可能性が高い。

通勤ラッシュの混雑状況

千代田線・日比谷線・JR常磐線・東武伊勢崎線が乗り入れており都心や郊外へのアクセスが非常に良いが、どこに行くのにもアクセスはいいが、乗り入れが多く、ラッシュ時は階段もホームが混雑しすぎているという声もある。

ターミナル駅ゆえに駅構内の移動には時間がかかる。時間に余裕を持った通勤計画が必要だ。

常磐線は常に混んでいるが、日比谷線は始発なので座れる。千代田線や東武スカイツリーライン(半蔵門線)も、北千住駅から都内へ出るのにそこまで混んでいると感じたことはなかったという経験談もあり、路線を使い分けることで快適性が大きく変わる。

北千住駅はどんな人に向いている?

一人暮らし向きか

一人暮らしには非常に向いている。北千住駅から徒歩15分以内のワンルームだと家賃5万円台からあり、5万円で、きちんと風呂トイレ付きという手頃な物件も見つかる。

大学が複数あるため学生向けの物件が多く、学生向けの寮などもあるので、一人暮らしを考えるなら北千住はお手頃な地域だ。

駅周辺には商店街、スーパー、コンビニ、飲食店が充実しており、生活に困ることはない。

カップル・同棲向きか

カップルや同棲にも適している。1LDKの家賃相場が10〜12万円と、都心部と比べて手頃な価格で広めの部屋を借りられる。

駅の近くに住めば交通の便が良く買い物などにも困らないため、共働きなどの普段忙しい世帯にも最適だ。

荒川の河川敷や手賀沼公園など、休日に散歩できる自然環境もある。

ファミリー向きか

ファミリー世帯にも向いている。駅周辺には教育施設や公園も充実しており、子育て環境は整っている。

ただし、北千住はほぼ全域で3m~10mの浸水リスクがあるため、万が一に備えて、2階以上の住まいを選ぶと安心という防災面での配慮が必要だ。

北千住駅のメリット・デメリット

メリット

  • 5路線が乗り入れ、都心へのアクセスが抜群
  • 日比谷線は始発駅で座って通勤できる
  • 家賃相場が都心より3〜4割安い
  • ルミネ、マルイなど大型商業施設が充実
  • 昔ながらの商店街が複数あり、買い物に便利
  • 大学キャンパスがあり、学生街として活気がある
  • 治安が年々改善傾向にある
  • 防犯カメラの設置が進んでいる
  • 荒川の河川敷など自然も身近にある

デメリット

  • 駅西口の飲み屋街は夜遅くまで騒がしい
  • ターミナル駅のため駅構内が混雑する
  • 浸水リスクのあるエリアが多い
  • 「足立区」というイメージで敬遠される場合がある
  • 駅から離れると夜道が暗いエリアがある
  • 荒川河川敷周辺は人気が少ない場所もある
  • 路線が多いため乗り換えが複雑
  • 都心の洗練された雰囲気とは異なる

北千住駅をおすすめしない人

正直に言えば、北千住駅は全ての人に向いているわけではない。

「おしゃれなカフェやセレクトショップが並ぶ街に住みたい」という人には合わない。北千住は生活利便性重視の街で、トレンド感のある商業施設は少ない。

「静かで落ち着いた環境を重視」する人にも不向きだ。駅周辺は常に人が多く、特に週末の商店街は非常に賑やか。駅付近には風俗街や居酒屋が乱立しており、治安が良いとは言えず、夜も人の声が聞こえてきて、睡眠を妨害されたり不安になったりする可能性がある。

「災害リスクをゼロにしたい」人も避けたほうがいい。2つの川に挟まれているため、将来水害が心配な地域であることは事実だ。

また、「都心のブランド力を重視」する人にもおすすめできない。「足立区」というだけで敬遠する人がいるのも現実だ。

北千住駅の将来性と再開発情報

駅東口の大規模再開発

北千住駅の将来性を語る上で最も注目すべきは、駅東口で進む大規模再開発だ。

「北千住駅前地区市街地再開発事業」は北千住駅の東口に直結する再開発で、規模は地上29階、地下1階、高さ約123m、敷地面積約4,800㎡、建築面積約3,000㎡、延床面積約4万4900㎡という大型プロジェクトだ。

事業協力者として三井不動産レジデンシャル、トーショー・ホールディングス、大成建設が参画し、2028年度解体・新築工事着工、2031年度の竣工予定となっている。

フロア構成は1〜4階が商業施設と子育て支援施設、5〜9階がホテル、そして10〜29階が総戸数は250〜300戸の住宅フロアとなる予定だ。

再開発で変わる街の姿

駅周辺の道路がすっきりと整理され、耐震性がある建物ができることで、地震や水災時に一時避難者の収容を含め、災害に強い街、そして商業や子育てにも強い街という部分が更に強化されていくことを期待されている。

足立区によると、駅東口エリアでは高齢者と単身者が多く、中間層となる「ファミリー世帯を中心とした生産年齢人口の定住を促す住宅供給を誘導する必要がある」という認識があり、再開発により街の人口構成も変化していく可能性がある。

その他の再開発プロジェクト

駅東口の再開発だけでなく、「シティタワー千住大橋」という42階建462戸という規模は「千住大橋」どころか「北千住」も含めた千住エリアで最大級のタワーマンションも建設中だ。

こうした大型プロジェクトが次々と進むことで、北千住エリア全体の資産価値向上が期待できる。

まとめ|北千住駅はこんな人におすすめ

北千住駅に住みたいと思う人の共通点は、「交通利便性」と「コストパフォーマンス」を何より重視している点だ。

5路線が使える利便性、都心より安い家賃、商業施設の充実という3つの要素が揃っている北千住駅は、特に以下のような人に向いている。

北千住駅を選んで安心した人

  • 複数路線を使い分けて都心各所に通勤する会社員
  • 家賃を抑えて都内に住みたい単身者・学生
  • 日比谷線で座って通勤したい人
  • 商店街での買い物を楽しみたい人
  • 下町の雰囲気が好きな人
  • 将来の資産価値向上を期待する人

北千住駅を選んで後悔した人

  • おしゃれな街に住みたかった人
  • 静かな住環境を求めていた人
  • 水害リスクを重く見る人
  • 足立区というブランドを気にする人
  • 駅周辺の騒がしさが苦手だった人

結局のところ、北千住駅は「利便性とコスパ」を追求する人にとっては最高の選択肢だ。一方で、「街のブランド力」や「静かな環境」を求める人には合わない。

私自身は3年間の北千住生活で、5路線の使い勝手の良さと、商店街での買い物の楽しさを満喫した。治安面の不安も、実際に住んでみればそれほど気にならなかった。

ただし、大雨の日に避難勧告が出たことは事実で、水害リスクは常に頭の片隅に置いておく必要がある。

自分のライフスタイルと優先順位を明確にした上で、一度現地を訪れてみてほしい。駅周辺を歩き、商店街の雰囲気を感じ、河川敷の景色を見る。その上で「ここで暮らす自分」をイメージできれば、北千住駅はあなたにとって最適な選択肢になるはずだ。

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